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サーモバリア「スカイ工法」とは?断熱材との違いや特徴を解説

2023.10.07 Sat


サーモバリア「スカイ工法」は工場・事務所の暑さ対策におすすめしたい、屋根の遮熱方法です。

本記事ではサーモバリア「スカイ工法」の概要や断熱材や遮熱塗装との違い、特徴などを解説します。

サーモバリア「スカイ工法」で施工することで、工場内の温度が上昇しにくくなり、快適な環境で作業しやすくなります。

工場内の暑さ対策をお考えの方はサーモバリア「スカイ工法」による屋根リフォームをぜひご検討ください。

サーモバリア「スカイ工法」とは


サーモバリア「スカイ工法」とは、工場や事務所の屋根や外壁にサーモバリアという遮熱シートを取り付ける、遮熱対策として実施される工事方法のことです。

工場や事務所の屋根の暑さ対策に使われる工法で、遮熱塗料のように塗りムラが発生せず、高い遮熱効果を実感できるのが特徴です。

・サーモバリアとは
・スカイ工法とは
・断熱材とサーモバリアの違い
・遮熱塗装とサーモバリアの違い

上記の項目について、1つずつ詳しく説明します。

サーモバリアとは

サーモバリアとは、工場や事務所の屋根に用いられる遮熱シートの一種です。

金属屋根にアルミシートを施工するだけで、室内の温度を夏季において約11℃も低減できます。

工場の作業スタッフはより快適な作業環境で業務を行うことができるため、作業効率の向上が期待できます。

サーモバリアは完全施工販売店制度を採用しており、メーカーから認められた認定工事店のみが施工できる建材です。

認定工事店になるにはメーカーからの品質や販売に関する研修を受け、試験に合格しなければなりません。

なお「クールルーフ.jp(運営:ウチノ板金)」は、サーモバリアスカイ工法の認定施工販売店として認められています。

スカイ工法とは

スカイ工法とは、建物の屋根工事で使用される遮熱工法のことです。

輻射熱の反射に優れたアルミ箔シートを屋根に取り付けます。

スカイ広報によるサーモバリアの施工方法は、下記の通りです。

・屋根のゴミや汚れを取り除くため、高圧洗浄機にて洗浄乾燥させる
・折板屋根の形状に沿って、特殊な両面テープでシートを接着させる
・両面テープでシートとシートをつなぎ合わせる
・はみ出たシートは屋根の形状に合わせて丁寧にカットする
・専用キャップを取り付け、ボルトの処理を行う

スカイ工法で施工されたサーモバリアは高い強度があり、風にも強く台風(風速40m)にも耐えられるといわれています。

断熱材とサーモバリアの違い

断熱材とサーモバリア(遮熱シート)では防げる熱の種類が違います。

断熱材が防ぐ「断熱」とは、対流熱や伝導熱を防ぎ、伝わる熱の量をできるだけ減らすことで暑さ対策を実現しているものです。

一方で「遮熱」とは、太陽から発せられる輻射熱を反射して、熱そのものを工場内へ伝えにくくするものです。

サーモバリアは遮熱シートなので、断熱材では防げない「輻射熱」を97%カットできます。

しかし、遮熱シートだけでは対流熱と伝導熱を防げません。

対流熱と伝導熱を防ぐためには、断熱材とサーモバリア(遮熱シート)を併用する必要があります。

遮熱塗装とサーモバリアの違い

遮熱塗装とサーモバリアの違いは、遮熱効果の高さと効果の均一性にあります。

サーモバリアは、遮熱塗装よりも高い遮熱効果が期待できるものです。

サーモバリアスカイ工法で遮熱シートを屋根の表面に覆った結果、遮熱塗料を塗布した場合に比べて流入した熱量が約16%まで抑えることが可能、という実験結果が出ています。

遮熱塗料も遮熱効果を期待できますが、作業をする職人の腕によって効果にムラがでます。

屋根の塗装は屋外で行う作業です。

季節や風などの作業環境によって塗料が乾燥しやすいか、屋根は塗りやすい状態か、など施工の難易度が変わることがあります。

これも、効果にムラが発生する一因となります。

一方の遮熱シートなら作業者の技量によってのムラがなく、遮熱効果が均一になるため安心です。

サーモバリア「スカイ工法」の特徴


サーモバリア「スカイ工法」の特徴は下記の4つです。

・太陽からの幅遮熱を大幅にカットできる
・遮熱効果が高く効果のばらつきが発生しにくい
・耐用年数が長い
・防水性能に優れている

1つずつ詳しく説明します。

太陽からの幅遮熱を大幅にカットできる

サーモバリア「スカイ工法」は、太陽からの幅遮熱による屋根の温度上昇を抑えることが可能です。

サーモバリア「スカイ工法」は、建物の外部表面に特殊な断熱材やコーティングを施すことで、太陽光線や気温の上昇による屋根や外壁の温度上昇を大幅に抑えます。

これにより屋内の温度上昇を抑制し、冷暖房コストを削減できます。

遮熱効果が高く効果のばらつきが発生しにくい

サーモバリア「スカイ工法」はシートを貼る工法のため、効果にばらつきが発生しないのが特徴です。

遮熱塗料は塗膜を均一に塗ることが難しく効果にばらつきが出ることもあり、大きなデメリットでした。

スカイ工法は遮熱塗料よりも遮熱効果が高いにもかかわらず、サーモバリアという遮熱シートを貼るだけなので、遮熱効果にばらつきが発生することはまずありません。

耐用年数が長い

サーモバリア「スカイ工法」は耐用年数が長いため、遮熱効果が長期間にわたって持続します。

建物の状態や自然環境にもよりますが、通常は施工後の約10年間は遮熱効果が持続します。

サーモバリアは風速40メートルにも耐えるため、悪天候にも強いです。

風速40メートルに達すると、屋根材が広範囲に飛散し始めて、道路標識が傾く恐れがあるほどの強風となります。

サーモバリア「スカイ工法」は、これほどの強風や厳しい気象条件下でも不具合が発生しにくいです。

防水性能に優れている

サーモバリア「スカイ工法」で使うシートは、アルミシートと樹脂シートを合わせたものなので、防水性能に優れています。

サーモバリアを屋根の上に覆わせることで、屋根材まで雨水が届きにくくなります。

つまりサーモバリア「スカイ工法」で施工を行うことで、建物の雨漏り対策にもつながるのです。

サーモバリア「スカイ広報」によって屋根を施工することで、工場の暑さ対策と防水対策を同時に実施できます。

サーモバリア「スカイ工法」についてよくある質問


サーモバリア「スカイ工法」のよくある質問を紹介します。

・サーモバリアの耐用年数は?
・サーモバリア「スカイ工法」に施工保証はありますか?
・スカイ工法の工事期間はどのくらいですか?
・サーモバリア「スカイ工法」はどの業者でも施工できますか?

1つずつ解説します。

サーモバリアの耐用年数は?

サーモバリアの耐用年数は、約10年が目安です。

サーモバリアの施工方法「スカイ工法」は、24時間365日屋外で露出していることになります。

そのため、自然環境の影響による経年劣化は避けられません。

建物の立地環境や気候によって多少異なることがあるので、あくまでも目安として参考にしてください。

サーモバリア「スカイ工法」に施工保証はありますか?

クールルーフ.jp(運営:ウチノ板金)では、サーモバリア「スカイ工法」による施工後に10年間の製品保証書を発行しています。

もし何か問題が発生した場合にも、製品保証があればサポートを受けられるため安心感があります。

スカイ工法の工事期間はどのくらいですか?

スカイ工法の工事期間は、工場、事務所の屋根の大きさや状態によります。

クールルーフ.jpの場合だと、50平方メートルの屋根は4日程度、100平方メートルは6日程度、500平方メートルは20日程度になります。

詳しい工事期間を知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

サーモバリア「スカイ工法」はどの業者でも施工できますか?

サーモバリア「スカイ工法」は認定工事店だけが扱える資材なので、どの業者でも施工できるものではありません。

サーモバリア「スカイ工法」が施工できるのは、メーカーの品質・販売・施工講習研修を受講し、施工資格試験に合格した工事店だけです。

クールルーフ.jp(運営:ウチノ板金)はサーモバリアスカイ工法の施工販売店です。

サーモバリアによる暑さ対策が気になっている方はお気軽にご相談ください。

工場で高い遮熱効果を得るならサーモバリア「スカイ工法」がおすすめ


サーモバリア「スカイ工法」は、工場や事務所の屋根や外壁にサーモバリアという遮熱シートを取り付ける断熱工法です。

遮熱効果が高く、職人の技術に関係なく均一の遮熱効果が実感できることが特徴です。

工場内の暑さ対策に取り組みたいと考えている方はぜひお気軽にご相談ください。

施工後は電気代がどう変わるのか、シミュレーションを行うことも可能です。

無料でお見積もりも対応しております。

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この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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