「サーモバリアの価格がいくらかわからない」
「サーモバリアをおトクに施工する方法はないのかな」
このように思うことはないでしょうか。
サーモバリアは遮熱シートの一種で、屋根や外壁に施工すると夏の室温上昇を抑えられます。
夏の事務所や工場の暑さ対策におすすめの製品です。
しかしサーモバリアの価格がいくらなのか知りたい、という方もいるのではないでしょうか。
本記事では、サーモバリアの価格について紹介します。
価格の目安や補助金の活用、遮熱塗料との比較などについて詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
目次
サーモバリアは純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱シートのことです。
輻射熱の大部分をカットする効果があり、特に屋根や壁に設置することで太陽から発せられる輻射熱による建物内の温度上昇を大きく抑えられます。
具体的には金属屋根に貼るだけで夏の室内温度が11度も下がるため、真夏の暑さ対策に最適です。
特に自社の事務所や工場、倉庫などで真夏の暑さに悩まされている場合、サーモバリアを設置すると作業効率アップが期待できます。
サーモバリアは完全施工販売店制度により、認定工事店だけが扱える資材となっています。
なかでも「サーモバリアスカイ工法」という施工方法は、試験に合格した工事店のみ施工が認められています。
「サーモバリアスカイ工法の施工販売店」はメーカーの品質・販売・施工講習研修を受講し、施工資格試験に合格しています。
サーモバリアの施工を依頼する際には、認定工事店かどうかの確認が必要です。
サーモバリアの価格はオープン価格なので、販売店ごとに異なります。
正確な価格を知りたい場合は、施工業者に見積もりをしてもらう必要があります。
なお、屋根の高圧洗浄がある場合は500円/平方メートル〜が増額されます。
屋根がサビたりしているなど両面テープの接着が難しい場合は、プライマー塗装で1,000円/平方メートル〜が増額になります。
上記の価格は現場環境・屋根の構造や数量によって変化するため、注意が必要です。
さらに足場なども必要になるため、さらに増額されます。
サーモバリアを施工するなら、まず見積もりをしてもらうのがおすすめです。
「クールルーフ.jp」では無料見積もりを実施しています。
概算見積もりはGoogle Mapsを使用して行います。
もし写真や画像などがあれば、それらも参考にして判断します。
概算の見積もりから前向きに工事を希望する場合は、詳細な見積もりを行うという流れです。
電気代がどのくらい安くなるのか、シミュレーションすることもできます。
屋根面積や電気料金等の必要な情報があれば、メーカーがシミュレーションを実施できます。
見積金額を高く感じても、電気料金も含めて考えると割安になる場合があるため、シミュレーションを依頼してみるのがおすすめです。
サーモバリアの価格だけでなく、施工後の電気代シミュレーションも含めて総合的に判断するのがおすすめです。
サーモバリアをおトクな価格で施工するなら、補助金を活用するのがおすすめです。
サーモバリアは国や都道府県など自治体の補助金の対象になる可能性があります。
実際に「カーボンニュートラル・工場就労環境改善・働き方改革に関する補助金」を使った会社の例があります。
事業再構築補助金や小規模事業者持続化補助金も内容次第では対象になるため、一度確認してみるのがおすすめです。
自治体によっては事前に申請していないと補助金の利用が認められない場合があります。
サーモバリアが補助金の対象として認められる場合でも、申請が工事中・工事後になると申請が認められません。
工事前に国の制度や都道府県・市町村など、所在地がある自治体の補助金を調査し、サーモバリアの施工が対象になるかご確認ください。
対象になる場合は必ず工事前に補助金の申請を行いましょう。
遮熱塗料とは、太陽光を反射する塗料のことです。
屋根や外壁に遮熱塗料を塗装することで、太陽光を反射し、建物内の温度上昇を抑制します。
遮熱塗料の費用相場は3,500〜5,500円/平方メートルとなっており、サーモバリアよりも安めです。
ただしサーモバリアと違い、塗装する作業者の技量や天候によって遮熱効果に違いが出てしまいます。
遮熱塗料に塗りムラがあると想定していたような遮熱効果が得られない可能性があります。
サーモバリアは簡単に言えば、屋根に両面テープでアルミシートを貼るだけなので、作業者の技量で差が出にくく効果が安定しています。
サーモバリアは雨漏り対策にもなるというメリットもあるため、性能で考えるとサーモバリアがおすすめです。
サーモバリアのよくある質問は、以下のとおりです。
・サーモバリアの効果は何?
・サーモバリアにデメリットはある?
・サーモバリアの耐用年数はどれくらい?
・サーモバリアの施工方法は?
それぞれ詳しく解説するので、疑問を解消したうえでサーモバリアを施工してください。
サーモバリアを屋根に設置すると、屋根に当たった輻射熱の97%をカットし、夏場の建物内の温度上昇を抑制できます。
金属屋根に貼るだけで夏の室内温度が11度も下がる効果があります。
閉じ込めた暖かい空気を放出しにくい性質もあるため、冬は室内の暖まった熱が外に出るのを防ぎ、快適に過ごすことが可能です。
雨漏り防止も期待できます。
サーモバリアスカイ工法で使用する材料は、アルミと塩ビシートをあわせた素材です。
塩ビ(プラスチック)の耐久性にアルミの持つ遮熱性能と耐候性が掛け合わさっているため、雨漏りも防止できます。
サーモバリアのデメリットとして、以下の2点が挙げられます。
・完全に熱を防げない
・カビが発生することがある
それぞれ詳しく紹介するので、ぜひご確認ください。
サーモバリアは輻射熱のほとんどを防げますが、対流熱と伝導熱は防げません。
対流熱と伝導熱を防ぎたい場合は、サーモバリアと断熱材を併用する必要があります。
ただし夏場に工場内が暑い原因は主に輻射熱です。
サーモバリアは屋根に当たった輻射熱の97%をカット可能で、金属屋根に貼るだけで夏の室内温度が11度も下がります。
室内が暖かく屋外が寒い冬場はサーモバリアに結露が発生し、カビの原因となることがあります。
サーモバリアが冷えた状態で室内の暖かい湿気を含んだ空気に触れると、結露が発生しやすくなるためです。
特にサーモバリアを防水紙の室内側に施工する場合は、結露が発生しやすい点に注意が必要です。
サーモバリアを室内に施工する場合は、断熱材と併用することでサーモバリアが極端に冷えるのを防ぐことができます。
また、暖かく湿った空気を換気することも、カビや結露の予防に役立ちます。
サーモバリアを室内に施工する場合は、定期的な換気を実施するのがおすすめです。
サーモバリアの耐用年数は約10年が目安です。
サーモバリアの主な施工方法である「スカイ工法」「トップ工法」では、サーモバリアが24時間365日屋外で風雨などの自然環境にさらされます。
このためサーモバリアの経年劣化が避けられません。
ただし「スカイ工法」は責任施工制度の対象となるため、施工後に10年間の製品保証書が発行されます。
万が一雨漏りといった被害を受けても、施工後10年間は保証を受けられるので安心です。
サーモバリアの施工方法は、屋根などの施工場所にアルミシートを直接貼り付けるだけです。
主な施工方法は「スカイ工法」「トップ工法」の2種類が挙げられます。
それぞれの概要は以下のとおりです。
・スカイ工法:折板屋根(金属屋根)にアルミシートを直接貼る工法
・トップ工法:陸屋根(屋上の勾配がない屋根)に貼る工法
どちらも屋根にアルミシートを貼る工法のため、作業者の技量や経験などに左右されにくいのがメリットです。
サーモバリアはオープン価格のため、施工店ごとに価格が異なります。
サーモバリアの価格を把握するなら、見積もりを取る必要があります。
クールルーフ.jpでは無料見積もりが可能です。
Google Mapsで概算見積もりを行い、概算見積もりの結果、工事を前向きに検討する場合は正確な見積もりを行います。
電気代シミュレーションも行っているため、長期的な視点で総合的に判断可能です。
サーモバリアの施工を検討している方は、ぜひお問い合わせください。