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熱中症対策で工場に導入したい設備は?暑さの原因と対策を紹介

2023.06.09 Fri


「工場が暑すぎて従業員の熱中症が心配」
「熱中症の対策のために導入できる設備はないだろうか」

本記事ではこのような悩みを抱えている方に向けて、以下の内容について解説しています。

・熱中症の対策のために導入したい設備
・工場で熱中症が発生しやすい理由
・工場の熱中症対策を怠った場合のデメリット
・工場内で熱中症患者が発生した場合の対処法

工場への熱中症対策を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

熱中症対策のため工場に導入したい設備


夏の工場はとにかく暑くなります。

また年々気温は上昇しており、今後もさらに暑くなっていくことが予想されます。

暑い工場内で働いていると熱中症になる恐れがあるため、熱中症対策に役立つ設備を導入しましょう。

・スポットクーラー
・大型扇風機、シーリングファン
・屋根用スプリンクラー
・遮熱塗料、遮熱シート
・断熱塗料、断熱材
・ビニールカーテン
・空調服
・ウォータークーラー

それぞれについて解説していきます。

スポットクーラー

スポットクーラーはコンセントを繋ぐだけで冷気を出せる機械です。

通常のエアコンとは異なり、設置工事を行う必要がありません。

スポットクーラーから出る冷気が当たることで体温を下げられます。

しかし狭い範囲にしか冷気を出せないため、従業員が多い場合はある程度の数が必要となる点がデメリットとして挙げられます。

大型扇風機・シーリングファン

大型扇風機とシーリングファンを取り付けることも工場の熱中症対策に有効です。

ファンを回すことで熱だまりを作らずに空気を循環させます。

扇風機の役割を持っており、作業者に風が当たれば体温を下げることも可能です。

しかし温度の調整ができなかったり、送風により紙類が飛んでしまったりする点がデメリットとして挙げられます。

屋根用スプリンクラー

工場が暑くなるのは屋根から入ってくる熱が大きな要因となります。

この屋根から入る熱を防ぐための1つの手段として、屋根用スプリンクラーが有効です。

屋根用スプリンクラーは屋根の上に水を撒き、屋根の温度を下げるための機械です。

水は蒸発する時に気化熱によって熱を逃してくれます。

スプリンクラーを使うことで屋根の熱を逃し、温度を下げてくれるのです。

しかし、コストとして水道代がかかってしまうのがデメリットとして挙げられます。

遮熱塗料、遮熱シート

工場内の暑さを防ぐために、屋根や外壁に遮熱塗料や遮熱シートを使用する方法もあります。

遮熱シートは、太陽から屋根に当たる熱を軽減するサーモバリアがおすすめです。

純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱シートを使い、太陽光などの熱の反射率を高めています。

また認定を取った限られた工事店のみが施工できる商品であり、クールルーフ.jpも認定代理店に該当します。

認定店であるクールルーフ.jpへの問い合わせはこちらから行えますので、ぜひお気軽にご相談ください。

断熱塗料、断熱材

外部から侵入してくる熱の量を減らすのに断熱塗料や断熱材は有効な手段です。

工場内へ熱が侵入しにくくなり、暑さを軽減できます。

室内の空気を外に逃さないためエアコンの冷却効果を高めることが可能です。

断熱材は遮熱シートと併用すると相乗効果が得られ、より効率的に室温を下げられます。

ビニールカーテン

ビニールカーテンは空調と併用することで効果を発揮します。

空調を使って工場内の空気を冷やしても、冷えた空気が行き渡らなければ熱中症の予防効果を発揮しにくいです。

そこでビニールカーテンを付けることで、空気の通り道ができて冷気が行き渡りやすくなります。

またビニールカーテンで囲まれた空間を作ることで、涼しい休憩室を作ることも可能です。

空調服

作業員一人ひとりが空調服を着ることは、熱中症対策となります。

空調服とはファンがついており、ファンを回転させて体の熱を逃す作業服のことです。

一人一人に作業服が必要となることと、充電がなくなると冷却できなくなってしまうことが難点です。

ウォータークーラー

ウォータークーラーは、水道水を直結させて冷たい飲料水を作ってくれる機械です。

熱中症対策にはこまめな水分補給が必須です。

適切な箇所に適切な台数のウォータークーラーがあれば、工場内の水分補給には困りません。

塩飴を配布し塩分補給をするなどの対策と併用すると、より効果的な熱中症対策も実現可能です。

工場で熱中症が発生しやすい原因


工場で熱中症が発生しやすい原因は下記の理由が挙げられます。

・工場は暑くなりやすい
・激しい作業や運動を伴う場合がある

これらの要因について詳しく見てみましょう。

工場内は暑くなりやすいから

工場内は、太陽からの熱や機械から発生する熱により暑くなりやすいです。

多くの工場は金属屋根のため、太陽からの熱が工場内に伝わります。

壁や屋根に断熱材のない工場もあり、外気温の影響を受け工場内の室温も上がりやすいです。

工場は広い空間なので空調をつけていたとしても空気の循環が悪く、冷却効率も低下します。

激しい作業や運動を伴う場合があるから

工場によっては、立ちっぱなしで作業したり重たいものを持ち運んだりするなど、重労働を行っている場合があります。

こうした作業を続けていると、体内で熱が発生し熱中症のリスクが上昇してしまうため注意が必要です。

熱中症を防ぐためにも、しっかりと休憩をとり、室温を適切に保つようにしましょう。

設備導入を見送り工場の熱中症対策を怠った場合のデメリット

工場が暑いにもかかわらず、対策を行わないと下記のようなデメリットが起きてしまいます。

・生産性が低下する
・注意力が低下する
・従業員が熱中症になるリスクがある

これらのリスクについて詳しく説明していきます。

生産性が低下する

暑さは従業員の意欲ややる気を奪ってしまい、生産性を低下させてしまいます。

工場内の作業環境が暑いと、従業員の体に負担をかけてしまうため注意が必要です。

暑さからくる疲労により、作業に集中できなくなる場合もあり、作業効率が低下します。

夏場は休憩の頻度を増やすなど対策が必要です。

注意力が低下する

暑い工場の中で働いていると注意力が低下しやすいです。

普段は集中して行っている作業も暑さによって注意力が下がると、重大なケガにつながってしまう恐れがあります。

取り返しのつかない事態になることもあるため、従業員の作業効率を維持できるような環境づくりが大切です。

従業員が熱中症になるリスクがある

工場内が暑いと、従業員が熱中症や脱水症状を引き起こすリスクが高くなります。

場合によっては救急車を呼ばないといけないケースも発生するかもしれません。

工場の熱中症対策をしないと、人命に関わる事態に発展することもあるので、事前に対策を行う必要があります。

工場内で熱中症患者が発生した場合の対処法

熱中症にならないように設備を導入しても、熱中症になる可能性をゼロにはできません。

熱中症が疑われる急病人が発生した場合、下記の対処法を取りましょう。

・エアコンの効いた部屋などの涼しい場所へ連れていく
・体を冷やしてあげる(特に首の周りなどの太い血管のある場所を重点的に冷やす)
・水分と塩分を補給する

万が一、熱中症の疑いがあればこれらを実行して早期回復に努めましょう。

呼びかけに反応しないなど、意識障害がある場合には早急に救急車を呼ぶ必要があります。

熱中症対策の設備を導入して働きやすい工場を実現しよう


熱中症対策を行えば安全な労働環境を作れます。

生産性の向上にもつながるため、夏の暑さで悩まされている工場では冷却設備を整えるようにしましょう。

遮熱材や断熱材を使用することで、効率良く工場の暑さ対策を行えます。

熱中症予防のためにも適切な設備を導入し、安全に働ける作業環境を実現しましょう。

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この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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