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折板屋根には遮熱が必要?暑さ対策方法やおすすめの遮熱シートも解説

2023.08.07 Mon

自社工場の暑さ対策でお困りの方もいるのではないでしょうか。

工場の屋根として多く使われている折板屋根は金属製です。

よって直射日光があたることで熱が工場内にも伝わり、温度上昇につながります。

本記事では工場の折板屋根にはそもそも暑さ対策が必要なのか、また折板屋根の暑さ対策としてどのような方法があるのか、といった点をご紹介します。

ぜひ自社工場内の温度を快適に保つためにも、本記事で紹介している内容を参考にしていただければ幸いです。

工場の折板屋根には遮熱が必要


折板屋根とは工場に使われることが多い、金属板を折り曲げた形状の屋根材のことです。

折板屋根を使っている工場では、遮熱対策の実施がおすすめです。

遮熱とはなにか、断熱と遮熱の違いについてお話しします。

遮熱と断熱の違い

熱には下記の3種類があります。

・輻射熱
・対流熱
・伝導熱

遮熱では輻射熱を防ぎ、断熱では対流熱と伝導熱を防ぎます。

遮熱とは、太陽熱や機器から発生する熱である「輻射熱」を防ぐことです。

輻射熱が伝わってくると体感温度が上がってしまいます。

夏場の暑さを防ぐために、遮熱は非常に有効です。

断熱は対流熱や伝導熱が伝わるのを軽減できるため、暑さが工場内に伝わりにくくなります。

伝導熱は直接触れたときに伝わる熱のことを指し、対流熱はエアコンのように風によって伝わる熱のことを指します。

遮熱と断熱のどちらを実施すべき?

折屋根で熱対策をする場合、できれば遮熱シートと断熱材を併用するのがおすすめです。

理由としては、遮熱と断熱で止められる熱が異なるという点が挙げられます。

輻射熱サーモバリアは輻射熱を防げますが、対流熱と伝導熱を防ぐことができません。

対流熱と伝導熱は防げないため、完全に熱を防ぐことができないという点に注意が必要です。

対流熱と伝導熱を防ぐ為には、断熱材と遮熱シートを併用する必要があります。

併用が難しい場合は、せめて遮熱シートの導入だけでも検討してみましょう。

輻射熱を遮熱シートでカットすることで、夏場でも工場内が快適な温度に保たれやすいからです。

工場の折板屋根の暑さ対策は?様々な方法を紹介


工場の折板屋根に関する暑さ対策は複数あります。

遮熱のシートや遮熱材を使う方法、屋根の上に水を撒く機械を設置する方法などがあります。

主な対策は以下の通りです。

・遮熱シート
・遮熱塗料
・断熱材
・屋根散水
・換気排熱ファン

今回は、この4つの対策についてご紹介します。

遮熱シート

遮熱シートとは、太陽光からの輻射熱を反射することで、建物の室内温度を上昇させない効果が期待できるものです。

暑さを防ぐことができるため夏場の熱中症対策になるほか、室温の上昇を防ぐため省エネにも役立ちます。

クールルーフ.jpで取り扱っている遮熱シート「サーモバリア」は、独自の方法で97%の輻射熱をカット可能です。

従来の工法と比べて必要な費用が少なく、ランニングコストもかからず雨漏り防止効果もあります。

遮熱塗料

遮熱塗料とは、輻射熱を防ぐ特殊な塗料のことです。

遮熱シートと同じく輻射熱を防げます。

ただし塗料なので、業者の技術が未熟だと「塗りムラ」が発生し、思ったような遮熱効果を得られないといったデメリットもあります。

なお遮熱シートの場合、アルミシートを屋根のうえに貼るため塗料のように塗りムラは発生しません。

断熱材

断熱材は、伝導熱や対流熱が伝わりにくくする素材のことです。

伝導熱とは直接的に熱が伝わるもの、対流熱は風などを通して伝わるものです。

ただし建物内で伝わる熱の75%が輻射熱となります。

建物内での暑さ対策としては遮熱材や他の方法の方が優れているといえるでしょう。

屋根散水

屋根散水とは、屋根の上に水を撒く設備(スプリンクラーなど)を設置する暑さ対策です。

屋根の形状に関わらず設置できるのがメリットです。

ただし水を撒くという方法なため、ランニングコストとして水道料金がかかってしまう点がデメリットと言えます。

またスプリンクラーの電気代やメンテナンス費用などもかかります。

換気排熱ファン

換気排熱ファンとは、天井にファンを埋め込むことで天井に空気がこもることを防ぎ、工場内の熱気を排出して暑さ対策をします。

換気排熱ファンは天井だけでなく壁にもつけることができるため、工場の広さや間取りに合わせて対策できます。

遮熱シートなら「サーモバリア」がおすすめ


遮熱シートを使って折板屋根の遮熱をする場合、純度99%以上のアルミ箔を使った遮熱シート「サーモバリア」がおすすめです。

サーモバリアは高純度のアルミを使っているため、夏場は建物内の温度を抑えて、快適に過ごせます。

また、冬場は室内にたまった熱が外に逃げるのを防ぐ効果もあります。

断熱材とサーモバリアを併用すると、雨漏り対策としても有効です。

クールルーフ.jpは認定工事店なのでサーモバリアの施工が可能です。

見積もりは無料ですので、ご興味がある場合はぜひお問い合わせください。

工場の折板屋根の遮熱に関するよくある質問


工場の折板屋根の遮熱に関して、よくある疑問として以下のものがあります。

・遮熱シートのデメリットはありますか?
・遮熱シート設置にかかる日数はどれくらい?
・遮熱シートを設置すれば工場の電気代も安くなるって本当?
・依頼を考えているが、どの地域まで対応している?

各疑問について回答していきます。

遮熱シートのデメリットはありますか?

メリットが多い遮熱シートですが、デメリットが2つあります。

1つ目は、対流熱と伝導熱を防ぐことができないという点です。

サーモバリアは輻射熱を防げますが、対流熱と伝導熱を防ぐことができません。

完全に熱を防ぐことができないという点がデメリットです。

対流熱と伝導熱を防ぐ為には、断熱材とサーモバリアを併用してください。

2つ目のデメリットは遮熱シートを設置すると結露しやすくなってしまい、カビが発生するという点です。

特に室内が暖かく、屋外が寒い冬場は、結露をする場合があります。

結露対策としては遮熱材と断熱材との併用を推奨しています。

特に室内側に遮熱シートを貼る場合は注意してください。

遮熱シート設置にかかる日数はどれくらい?

遮熱シートの設置にかかる工事期間は、屋根の大きさによってことなります。

50平方メートル程度の屋根なら4日程度、100平方メートルなら6日程度、500平方メートルでしたら20日程度が目安です。

遮熱シートを設置すれば工場の電気代も安くなるって本当?

遮熱シートを設置すると外気温の影響を受けにくくなるため、エアコンなどの空調にかかる消費電力が安くなる可能性があります。

ただし具体的に電気代がどれぐらい安くなるかを知りたい場合は、シミュレーションも可能ですので、ぜひクールルーフ.jpにお問い合わせください。

屋根面積や電気料金等の情報があれば、シミュレーションにて節約できる金額を算出可能ですので、お気軽にご連絡ください。

依頼を考えているが、どの地域まで対応している?

クールルーフ.jpを運営する株式会社ウチノ板金は、東京都東村山市にあります。

施工可能なエリアは、東京都・埼玉県・神奈川県の範囲が基本となります。

対象エリア外で工事を希望されている場合は、信用のできる認定施工会社さんをご紹介可能ですのでお気軽にご連絡ください。

折板屋根の遮熱には遮熱シートを設置するのがおすすめ


本記事では、工場の折板屋根の遮熱について解説しました。

工場用の屋根として使われている折板屋根は熱の影響を受けやすく、作業場の温度が上がりやすいです。

屋根に遮熱や断熱を施すことで、建物内で快適に過ごせるだけでなく空調費用の節約にもつながります。

折板屋根の遮熱シートについてくわしく知りたいという方は下記記事もご覧ください。

【関連記事】
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この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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