お問い合わせ

05コラム

屋根冷却 クールルーフ.jp / 株式会社ウチノ板金 > コラム > 折板屋根の暑さ対策には遮熱シートが効果的!設置方法と注意点を紹介

折板屋根の暑さ対策には遮熱シートが効果的!設置方法と注意点を紹介

2023.08.05 Sat

「折板屋根に遮熱シートの設置を検討しているけど効果ある?」
「設置する遮熱シートはどんなものが良い?」

暑さ対策として、工場の折板屋根に遮熱シートの設置を検討している方もいるのではないでしょうか。

遮熱シートは暑さ対策として効果的ですが、設置する際には注意点もあるため事前にしっかりと把握しておく必要があります。

本記事では、折板屋根への遮熱シートの設置を検討している方へ向けて、おすすめの遮熱シートや設置方法を解説します。

注意点もあわせて解説するので、ぜひ遮熱シート導入を検討する際の参考にしてみてください。

折板屋根の工場が暑くなる原因と対策


折板屋根の工場が暑くなる原因のひとつとして輻射熱が挙げられます。

輻射熱とは、温度の高い物体から低い物体へ電磁波を通して伝わる熱のことです。

折板屋根はガルバリウム鋼板などの金属でできていることが多く、太陽からの熱の影響を受けやすいです。

熱せられた屋根から工場内に輻射熱として熱が伝わり、室温をあげてしまいます。

工場の主な暑さ対策としては下記の通りです。

・遮熱シート
・遮熱塗料
・シーリングファン
・スポットクーラー
・排熱排気ファン
・スプリンクラー

夏場の暑さを軽減するために、自身の工場に合った対策の導入を検討しましょう。

折板屋根の暑さ対策には遮熱シートをおすすめする理由


折板屋根の暑さ対策はさまざまありますが、中でも遮熱シートがおすすめです。

遮熱シートをおすすめする理由は下記の通りです。

・ランニングコストがかからない
・輻射熱に対して対策できる
・遮熱塗料よりも安定して遮熱効果を発揮できる
・屋根の表面を補強し雨漏りを防げる
・短期間で施工できる

詳しく解説します。

ランニングコストがかからない

遮熱シートは、屋根に設置するだけでランニングコスト(水道光熱費など)がかかりません。

耐用年数はおよそ10年間もあり、その間はランニングコストを抑えて暑さ対策できます。

シーリングファンやスプリンクラーなどは、水道光熱費や維持費がかかります。

遮熱シートは、冬場の工場内の熱が屋外に逃げるのを防止することも可能です。

冷暖房効率を上げられるため、省エネ効果がある点からも遮熱シートがおすすめできます。

輻射熱に対して対策できる

遮熱シートは、屋根に当たる輻射熱の97%をカットできます。

輻射熱は、工場内の暑さの原因のひとつです。

遮熱シートを設置することで、輻射熱に対して効率的な対策を行えます。

シーリングファンやスポットクーラーなどの暑さ対策では、換気や局所的な冷却のみしか行えません。

効率的な暑さ対策を行いたい方は、遮熱シートの設置を検討してみるのがおすすめです。

遮熱塗料よりも安定して遮熱効果を発揮できる

遮熱シートは屋根に貼るだけなので、作業者の技量によらず安定的な遮熱効果が得られます。

同じく屋根の暑さ対策として使用される遮熱塗料では、作業者によって塗りムラがでてしまうのが難点です。

安定的に遮熱効果を発揮できるのは、遮熱シートの強みといえます。

屋根の表面を補強し雨漏りを防げる

遮熱シートを屋根に設置する場合には、表面を全面的に覆えるため、屋根自体の補強も可能です。

遮熱シートの「サーモバリア」を使用する場合には、サーモバリアスカイ工法と呼ばれる設置方法で屋根表面を覆います。

サーモバリアスカイ工法で使用される遮熱シートは、アルミと塩ビシートをあわせた素材でできており、防水性が高いのが特徴です。

遮熱だけでなく屋根からの漏水を止められる素材であるため、折板屋根の雨漏り防止に使用できます。

短期間で施工できる

遮熱シートの設置は、短期間で施工できます。

施工にかかる期間の目安は下記の通りです。

・50平方メートルの屋根の場合:4日程度
・100平方メートルの屋根の場合:6日程度
・500平方メートルの屋根の場合:20日程度

他の暑さ対策と比較しても、比較的短期間で施工できるのが特徴です。

遮熱シートの設置は、工期がなるべく短い方法で暑さ対策したい方におすすめできます。

折板屋根に設置する遮熱シートはサーモバリアが効果的


折板屋根に遮熱シートを設置する場合には「サーモバリア」が効果的です。

「サーモバリア」は純度99%以上のアルミ箔を使用している、遮熱シートの1種です。

屋根にあたった輻射熱の97%をカットでき、施工すると室内温度が11℃も下がると報告されています。

認定工事店であるクールルーフ.jpでは、「サーモバリア」を取り扱っております。

サーモバリアの設置以外にも、工場内の暑さ対策に関するお問い合わせも受け付けていますので、ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください。

折板屋根に遮熱シートを設置する際の注意点


折板屋根に遮熱シートを設置する際の注意点は下記の通りです。

・結露対策が必要
・DIYでの設置は行わない

遮熱シートの設置を検討する際には失敗しないためにも、必ず注意点を把握しておきましょう。

結露対策が必要

遮熱シートを設置する室内と室外の温度差によって結露が発生する可能性があります。

遮熱シートを設置する際の結露対策は、下記の通りです。

・断熱材を併用する
・燃焼ガスを排出しない暖房機器を使う
・換気を行い湿気がこもらないようにする

結露対策を行っていないと、カビの原因になることもあるため注意が必要です。

施工前には、業者が結露対策を行ってくれるか事前に確認しておきましょう。

DIYでの設置は行わない

遮熱シートのDIYでの設置はおすすめできません。

屋根の表面を覆うだけだと考える方もいますが、施工には専門的な知識が必要です。

正しく施工できないと結露などの不具合に繋がります。

特に「サーモバリアスカイ工法」は試験に合格した工事店でしか施工できません。

専門業者に依頼して設置するのがおすすめです。

折板屋根への遮熱シートの設置方法


折板屋根への遮熱シート「サーモバリア」の設置方法には「スカイ工法」があります。

スカイ工法は、試験に合格した工事店でしか施工できない工法です。

屋根の表面をアルミと塩ビシートをあわせた素材で覆っており、屋根の補強以外にも防水性能を高められます。

ネジや釘などの雨漏りしやすいジョイント部分を全面的に覆えるため、工場の雨漏りを防止したい方におすすめです。

遮熱塗料での屋根塗装でみられる塗りムラなどがないため、屋根全体で安定して遮熱効果を発揮できます。

 

折板屋根の工場の暑さ対策には遮熱シートを活用しよう


折板屋根の暑さ対策はさまざまありますが、遮熱シートは輻射熱を効果的に防げます。

ただし設置方法には注意点があり、プロの知識と技術が必要です。

特に効果的な遮熱シートである「サーモバリア」の設置では、認定工事店による設置が必要になる場合があります。

クールルーフ.jpでは「サーモバリア」の設置に関するお問い合わせも受け付けていますので、ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください

【関連記事】
折板屋根には遮熱が必要?暑さ対策方法やおすすめの遮熱シートも解説

Share this article
この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
« »