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遮熱シートとは?屋根に設置するメリット・デメリット

2023.02.05 Sun

「屋根に遮熱シートって必要なの?」
「遮熱シートって断熱材とは違うの?」

屋根に遮熱シートを設置すると夏場の室温上昇が緩和されるため、暑い時期でも快適に過ごすことができます。

しかし遮熱シートのことをよく知らず、断熱材を使用している方もいるのではないでしょうか?

そこで本記事では、遮熱シートの概要や屋根に設置するメリット・デメリット、よくある疑問などについて解説しています。

遮熱シートを知らない方や設置を検討中の方は、ぜひご一読ください。

遮熱シートの概要と断熱材との違い

遮熱シートは、熱を反射させることで熱が室内に伝わるのを抑えます。

遮熱シートをはじめとする遮熱材は、断熱材と混同されることが多いです。

しかし遮熱と断熱では効果や役割が異なります。

断熱材は、空気を多く含んだ素材を壁や屋根に設置するのが一般的で、熱の伝わりを遅くする役割があります。

そのため断熱材は厚ければ厚いほど性能が高いです。

一方で遮熱材は、熱をより反射できる高純度アルミを使用することで、遮熱性能がアップします。

遮熱材のなかでもおすすめなのは、アルミ箔(純度99%以上)を使用した「サーモバリア」です。

サーモバリアは、高純度のアルミを使用しているため反射率が高く、屋根へ設置することで真夏の暑さが和らぎます。

また、サーモバリアは冬の室内の暖まった熱が外に出るのを防ぐため、冬も快適に過ごせます。

屋根に遮熱シートを設置するメリット

屋根へ遮熱シートを設置する前には、メリットとデメリットを知っておくとよいでしょう。

屋根に遮熱シートを設置するメリットは、「遮熱効果が高いこと」と「雨漏り対策になること」の2つです。

遮熱材といえば、遮熱塗装(ペンキ)が有名です。

しかし屋根への遮熱塗装は、作業者の技量によってはムラがでることがあります。

ムラがあると均一に効果を発揮しないため、せっかく遮熱リフォームをしてもあまり効果を実感できない可能性があります。

一方で遮熱シートは屋根の上にアルミシートを貼るため、作業者の技量によるムラが発生せず、安定した遮熱効果を期待できるのです。

また遮熱シートのなかには、雨漏り対策になるものもあります。

サーモバリアスカイ工法で使用する遮熱シートは、アルミと塩ビシートを併せた素材です。

アルミの遮熱性能や耐候性、塩ビの耐久性をかけ合わせることで雨漏りを防止できます。

屋根に遮熱シートを設置するデメリット

屋根に遮熱シートを設置するデメリットは、以下の3つです。

・対流熱と伝導熱を防げない
・結露しやすくカビが発生しやすい
・特定の業者に設置を依頼する必要がある

熱の伝わり方は輻射熱・対流熱・伝導熱の3種類あります。

遮熱シートは輻射熱を防げますが、対流熱と伝導熱を防げません。

対流熱と伝導熱を防げるのは、遮熱材ではなく断熱材です。

そのため、より室温上昇を防ぐため遮熱シートと断熱材を併用することがあります。

また、結露対策としても遮熱材と断熱材の併用がおすすめです。

遮熱シートを設置すると室内が暖かくなるため、外が寒い冬場は結露が発生する場合があります。

特に室内側に遮熱シートを設置する場合は、より結露が発生しやすくなるため、結露対策として併用するのがおすすめです。

遮熱シートは、インターネットやホームセンターなどでも販売されています。

しかし遮熱効果の高いサーモバリアの設置は、認定工事店・施工販売店しか施工ができないため、業者への依頼が必要です。

そもそも施工不良や作業中の落下リスク、屋根を傷つけてしまうリスクがあるため、DIYで屋根を修理するのは避けましょう。

屋根への遮熱シート設置は業者に相談がおすすめ

遮熱シートはデメリットがあるものの、建物の暑さ対策として非常におすすめです。

なかでも、「サーモバリア」は遮熱効果が高く性能がよいため、住宅や企業の屋根への設置依頼をいただく機会も多いです。

サーモバリアは、輻射熱を97%カットするため、真夏でも室内温度の上昇を緩和できます。

実際に、クールルーフ.jpが遮熱シート「サーモバリア」を設置した事例を3つご紹介します。

■施工実績


・施工現場名  貸店舗
・住所     東京都東村山市
・施工面積 スカイ工法 397㎡
・導入のきっかけ:店舗の方が夏が暑いという声があったのと、雨漏りが止まらなかったのでウチノ板金さんに相談した所、サーモバリアをご提案いただきました。
・導入後の声:今年は夏が暑かったのですが、従業員の方も暑さを気にせずお仕事に励まれたということです。また、雨漏りも解消されたのでとても安心してすごしております。

 

・施工現場名  工場
・住所     東京都立川市
・施工面積 スカイ工法 40㎡
・導入のきっかけ:夏は暑く、作業内容的にもエアコンを導入することができず扇風機で作業をしていたのですが、ウチノ板金さんにサーモバリアを紹介していただき、わかりやすい説明を受けて導入することにしました。
・導入後の声:驚きの一言です。十数年ここで作業をしていますが、室内温度がこれだけ変わるとはビックリしています。スタッフ全員が温度変化に感動しています。夏場の作用効率は間違いなく上がっています。もっと早くやっておけばよかったと後悔しています。(笑)

 


・施工現場名  店舗
・住所     東京都小平市
・施工面積 スカイ工法 30㎡
・導入のきっかけ:2階にあるプレハブの事務所で、断熱材がないため室内が蒸し風呂のようになります。YouTubeでサーモバリアを知り、ウチノ板金さんに問い合わせ、サーモバリアのデモンストレーションをしてもらい、導入することにしました。
・導入後の声:夏場の工事でしたので、サーモバリアを貼る前と後の効果がすぐにわかりました。体感的には5℃くらいは下がっているかと思います。エアコンの電気代も少しは安くなるかと思っています。ありがとうございました。

施工事例から、サーモバリア設置後の遮熱効果が非常に高いことが分かります。

サーモバリアの設置は、施工講習を受け、認定試験に合格した業者しか施工できません。

サーモバリアの設置を依頼する場合は、認定工事店・施工販売店へ依頼しましょう。

ちなみに、クールルーフ.jp(運営:ウチノ板金)は施工販売店です。

サーモバリアの設置依頼や質問があれば、ぜひクールルーフ.jpへお問い合わせください。

遮熱シートに関するよくある疑問

遮熱シート設置を考えている方が抱えやすい疑問をまとめました。

・断熱材と遮熱材はどっちが良い?
・無料で見積もりは対応している?
・DIYで遮熱シートを屋根に設置できる?
・屋根に遮熱シートを設置する場合の価格は?
・屋根への遮熱シート設置に必要な時間は?
・遮熱シートは設置して何年持つ?
・設置後に強風で剥がれるリスクはある?
・設置後に電気代はどれぐらい安くなるか分かる?

遮熱シートに関する疑問を解決すると、より遮熱シートに魅力を感じるようになるでしょう。

断熱材と遮熱材はどっちが良い?

建物の暑さ対策として設置するなら遮熱材がおすすめです。

人が暑いと感じる熱は「輻射熱」であり、輻射熱を防げるのは遮熱材だからです。

しかし本記事でも紹介した通り、外気による室温の変化をより防ぐためには断熱材も必要となります。

そのため年中快適な室内温度を整えるためには、遮熱材と断熱材の併用がおすすめです。

遮熱材はムラがでやすい塗料(ペンキ)よりも、遮熱シートを使用した方がより効果を実感できます。

無料で見積もりは対応している?

クールルーフ.jpは無料で見積もりを提示できます。

屋根の大きさ(〇〇平方メートル・〇〇坪など)を教えて頂ければ、概算でお見積もりを算出することも可能です。

概算の見積もりを参考にして設置工事を前向きに検討していただける場合は、現地調査を実施して詳細見積もりをご提出します。

DIYで遮熱シートを屋根に設置できる?

DIYでの遮熱シート設置はリスクが大きいため、専門業者に依頼すべきです。

遮熱シートは適切に設置しないと高い遮熱効果を得られません。

既存の屋根を傷つけてしまい、雨漏りが発生する可能性も充分考えられます。

また屋根での作業は落下によるケガのリスクがあるため大変危険です。

屋根への遮熱シートの設置は専門業者へ依頼しましょう。

屋根に遮熱シートを設置する場合の価格は?

遮熱シートの種類にもよりますが、サーモバリアを設置する場合の目安金額は、4,000〜6,000円/平方メートルです。

ただし遮熱シートの種類や施工現場の環境などにより価格は変わります。

正確な価格を知りたい場合は業者に見積もりを依頼する必要があります。

屋根への遮熱シート設置に必要な時間は?

設置にかかる施工日数は、屋根の大きさや状態によって異なります。

屋根の大きさによる目安は、50平方メートルの屋根でしたら4日程度、100平方メートルでしたら6日程度、500平方メートルでしたら20日程度です。

屋根の状態や施工環境など、さまざまな要件により工期は異なります。

契約前に施工日数を確認しておくとよいでしょう。

遮熱シートは設置して何年持つ?

設置する遮熱シートの種類や設置環境などにより異なりますが、耐用年数はおよそ10年程です。

遮熱シートは基本的に屋外露出となるため、24時間365日自然環境の影響を受けます。

そのため経年劣化は避けられず、耐用年数は10年程度となっています。

設置後に強風で剥がれるリスクはある?

屋根に設置するサーモバリアスカイ工法は、風速40メートルの強風での耐風圧試験をクリアしています。

風速40メートルは、屋根瓦・屋根葺材が広範囲にわたって飛散し始めたり、道路標識が傾いたりするほどの強風です。

そのため、サーモバリアだけが風によって剥がれるという心配はほとんどありません。

強風にも耐えられるように、屋根の汚れなどにより付きが悪い場合、高圧洗浄で水洗いを実施してから施工します。

設置後に電気代はどれぐらい安くなるか分かる?

電気代がどれほど安くなるかは、シミュレーションで算出可能です。

シミュレーションを希望する場合は、屋根面積や電気料金などの情報が必要となります。

情報をいただければ算出できますので、お気軽にご連絡ください。

屋根への遮熱シート設置はおすすめ

真夏の暑さ対策は屋根への遮熱シート設置が効果的です。

遮熱シートにはさまざまな種類がありますが、設置するなら遮熱効果の高い「サーモバリア」をおすすめします。

クールルーフ.jp は、サーモバリアスカイ工法の施工販売店です。

弊社は東京都東村山市にありますので、東京都・埼玉県・神奈川県が施工エリアとなっています。

東京都・埼玉県・神奈川県以外で工事を希望する場合は、信用のできる認定施工会社さんを紹介いたします。

サーモバリアの設置依頼や相談などがあれば、お気軽に「クールルーフ.jp」へお問い合わせください。

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この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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