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工場の暑さ対策はファンによる換気で十分?おすすめの対処法をご紹介

2023.05.09 Tue

「工場の暑さ対策が知りたい」
「工場の暑さ対策にファンを使用するのは効果があるの?」

このように工場の暑さ対策についてお悩みの方もいるのではないでしょうか?

本記事では暑さ対策としての工場の換気方法についてご紹介します。

そもそも換気が有効な方法なのか、工場の暑さを防ぐには他にどのような方法があるかについても解説します。

工場の暑さを改善して業務効率を上げたいと考えている方はぜひご一読ください。

暑さ対策としての工場内の換気方法

工場の暑さ対策として行われている換気方法は下記のとおりです。

・ファンによる換気を徹底する
・空調設備を導入、更新する

それぞれの換気方法にメリット・デメリットがあるため、詳しくみていきましょう。

ファンによる換気を徹底する

工場内の換気を徹底して、暑さがこもらないように空気を循環させましょう。

熱がこもらないようにするためには、換気排熱ファンを活用する方法が一般的です。

工場内の空気が循環することで、温度や湿度のムラが軽減でき、暑さが緩和されます。

ただし外気温が高かったり蒸し暑かったりすると、あまり暑さを軽減する効果は期待できないという点がデメリットとして挙げられます。

空調設備を導入・更新する

エアコンやスポットクーラー、扇風機などの空調機器を導入もしくは新しいものに更新しましょう。

空調設備を導入・更新することで工場内の気温や湿度をコントロールしやすくなります。

ただし設備の導入・更新時はもちろん電気代などのランニングコストが発生する、というのが注意点です。

また換気のために窓を開ける必要がある場合、外気が入ってくるためどうしても冷房効率は悪くなってしまいます。

工場内の暑さ対策に換気は有効?

暑さ対策として空調設備の導入・更新や換気の徹底は一般的ですが、必ずしも有効とは言い切れません。

そもそも外気温が高い場合は、換気を徹底したところで工場内は暑いままです。

外気温に左右されない暑さ対策として空調設備の導入・更新はおすすめですが、設置・維持費用にある程度のコストがかかります。

また換気を行うと、工場内の騒音が外に漏れてご近所トラブルに発展する恐れも考えられます。

換気は暑さ対策の一つとして挙げられますが、必ずしも有効とは言い切れずデメリットもある点に注意しましょう。

工場が暑くなる原因

工場が暑くなる原因は主な原因は3つの熱があります。

・輻射熱
・対流熱
・伝導熱

輻射熱とは赤外線による熱のことです。

太陽から放出される輻射熱が屋根に当たり、熱が工場内に伝わって室温が高くなります。

機械の排熱(対流熱)や、暑い機械や製品に触れた時に感じる暑さ(伝導熱)も、工場内が暑いと感じる原因です。

様々な熱の種類がありますが、工場が暑くなるのは特に輻射熱が原因となっています。

工場内の暑さを軽減するためには、屋根に当たる輻射熱への対策を行う必要があります。

換気以外の工場の暑さ対策

換気以外の工場の暑さ対策は下記のとおりです。

・遮熱機能のある屋根材にする
・遮熱、断熱効果のある塗料を使用する
・屋根用スプリンクラーを取り入れる
・遮熱シートを屋根に取り付ける

換気以外にできる暑さ対策は多くあります。

それぞれの特徴をしっかり理解して自社にあった方法を選びましょう。

遮熱機能のある屋根材にする

遮熱効果のある屋根材にすることで、屋内への熱の侵入を軽減できます。

遮熱とは、輻射熱を反射させる機能のことです。

交換工法は、古いものを撤去して新しいものに交換する「葺き替え」と、既存の上に新しい屋根材を重ねる「カバー工法」があります。

屋根材が新しいものになるため屋根の外観もキレイになりますが、費用はどうしても他の方法より高めになる点にご注意ください。

遮熱・断熱効果のある塗料を使用する

遮熱・断熱効果のある塗料を屋根に塗ると工場内の温度上昇を軽減できます。

遮熱塗料とは太陽光から発せられる赤外線、いわゆる輻射熱による暑さを防ぐものです。

屋根に塗ることで太陽光からの熱を反射し、工場内が暑くなるのを防げます。

一方で断熱塗料は、熱が室内に伝わるのを遅らせる効果があります。

遮熱・断熱効果のある塗料を屋根に塗るのは、カバー工法や葺き替えを実施するより安価です。

ただし、技術力があまりない業者だと塗りムラが発生して塗料の性能を発揮できない恐れがあります。

屋根用スプリンクラーを取り入れる

屋根用スプリンクラーとは、屋根に散水を行う設備のことです。

屋根に水を撒くことで屋根の温度上昇を抑え、工場内が暑くなるのを防げます。

ただし屋根の水が蒸発してかえって蒸し暑くなる恐れがある、というデメリットもあるので注意しましょう。

遮熱シートを屋根に取り付ける

遮熱シートを屋根に取り付けることで、工場内が暑くなるのを防げます。

屋根にシートを設置するだけなので、遮熱塗料と異なり塗りムラが発生しない点がメリットです。

既存の屋根材を撤去する必要もありませんし遮熱機能のある屋根材よりも安価なので、コストパフォーマンスも高いです。

設置費用はかかりますが、エアコンなどの空調機器とは異なりランニングコストは発生しません。

他にも、工場の屋根に遮熱シートを設置した方が良い理由は多くあるので詳しく解説します。

工場の暑さ対策なら遮熱シート「サーモバリア」の設置がおすすめ

「工場の暑さ対策をしたい」という方には遮熱シート「サーモバリア」の設置をおすすめします。

サーモバリアを活用するメリットは下記のとおりです。

・夏も冬も快適な室温を保てる
・空調効率が上がり、光熱費の削減ができる
・断熱材と併用することで工場内の暑さをさらに防げる

遮熱シート「サーモバリア」のメリットについて詳しく見ていきましょう。

夏も冬も快適な室温を保てる

遮熱シート「サーモバリア」は、夏は輻射熱による室温上昇を防ぎ冬は断熱性を高めて室温が下がりにくくなる、という特徴があります。

通年を通して室温を快適に保ちやすいのは大きなメリットと言えます。

空調効率が上がり、光熱費の削減ができる

遮熱シート「サーモバリア」を屋根に設置すると外気温による影響を受けにくくなるため、冷暖房の空調効率を高められます。

室温が高くなったり低くなったりするのを軽減できるため、電気代の節約にも繋がる点が魅力的です。

特に長時間稼働する工場ほど、電気代の節約効果は高まります。

断熱材と併用することで工場内の暑さをさらに防げる

遮熱シートは断熱材と併用することで、工場が暑くなるのをより防げます。

遮熱シート「サーモバリア」は輻射熱をカットしますが、対流熱や伝導熱は防げません。

対流熱や伝導熱を防ぐためには断熱材が有効なため、断熱材と遮熱シート「サーモバリア」の併用がおすすめです。

また、室内外の気温差が高いと結露が発生しやすくカビの増殖にもつながります。

遮熱材「サーモバリア」と並行して断熱材の設置も検討することをおすすめします。

工場の暑さ対策はファンによる換気より遮熱シート設置がおすすめ

本記事では工場の暑さ対策についてご紹介しました。

工場の暑さ対策には換気だけでなく、遮熱シートの設置や空調機器の更新なども有効です。

暑さ対策として換気は重要ですが、そもそも外気温が高かったり騒音によるご近所トラブルの発生に繋がる恐れがあったりするなど、デメリットもあります。

そこで遮熱シート「サーモバリア」を設置すれば、輻射熱による暑さを防ぎ工場内の空調効率が上がり電気代の節約につながります。

工場の暑さ対策を検討している方は、ぜひ遮熱シート「サーモバリア」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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