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工場の暑さ対策で取り入れたい設備は?導入時の注意点も解説

2026.09.03 Thu
この記事は「内野 友和」が
書いています。
1979年生まれ。一級建築板金技能士。
父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。25年以上、約10,000件の現場経験で培った技術と知識をもとに、屋根・雨樋・板金・外壁工事に携わる。建築家・隈研吾氏が関わるカフェ「和國商店」のプロデュース(グッドデザイン賞等受賞)、海外での活動なども行う。また、全国の屋根屋50社以上と共にボランティア活動を行い、屋根の展示イベント「屋根展」を主宰している。

近年では夏の厳しさが増し、工場の暑さ対策を本格的に考えるご担当者の方も多くいるでしょう。

「従業員の熱中症が心配」「空調をフル稼働させているのに涼しくならない」と、効果的な暑さ対策に悩む方もいるのではないでしょうか。

工場の暑さを放置すると、従業員の健康被害だけでなく、作業効率の低下や電気代の高騰など、企業にとって大きな損失につながる可能性があります。

労働環境を改善するためには、暑さの原因を正しく理解し、適切な設備や対策を導入することが重要です。

本記事では、工場の暑さ対策として取り入れたい効果的な設備から、工場が暑くなる根本的な原因、設備導入時の注意点まで詳しく解説します。

「費用を抑えつつ工場内を涼しくしたい」とお考えの方は参考にしてください。

工場の暑さ対策で取り入れたい設備は?

工場の暑さ対策として効果的な設備は以下のとおりです。

・大型エアコン
・大型扇風機
・スポットクーラー
・排熱設備、吸排気フード

それぞれの設備の特徴を解説します。

大型エアコン

工場の全体的な暑さ対策には大型エアコンの導入が効果的です。

大型エアコンは、広大な空間を効率良く冷却できる空調能力を備えているからです。

工場用に設計されたエアコンであれば、広い作業場でも一定の室温を保ちやすくなります。

最新型のインバーター制御付きモデルなら、電力消費を抑えながら冷風を送れます。

従業員の熱中症リスクを下げ、品質管理に必要な温度環境を維持できるのが特徴です。

大型扇風機

空気を循環させて体感温度を下げるには、大型扇風機がおすすめです。

気流を生み出すことで工場内にこもった熱気を分散させられます。

作業スペースに向けて直接風を送るだけでなく、大型エアコンと併用することで冷気を工場全体に行き渡らせる効果もあります。

キャスター付きのタイプであれば、作業エリアの変更に合わせた移動が可能です。

大がかりな設置工事が不要で、手軽に導入できる暑さ対策です。

スポットクーラー

特定の作業エリアをピンポイントで冷やすには、スポットクーラーが有効です。

工場全体を冷却するのが難しい環境でも、冷風を直接作業員に当てて局所的に体感温度を下げられます。

熱源の近くで作業する場所や、出入り口が開けっ放しでエアコンが効きにくい半屋外の作業場などにおすすめです。

工場全体の空調に頼らず、必要な場所だけを効率的に冷却できる設備といえます。

排熱設備・吸排気フード

工場内に熱気がこもるのを防ぐには、排熱設備や吸排気フードを導入しましょう。

機械設備などから発生する熱や蒸気を、工場内に広がる前に屋外へ排出できます。

ルーフファンなどの屋上換気扇と組み合わせれば、天井付近に溜まった熱い空気を外へ逃がせられます。

熱源から発生する熱気をコントロールし、工場内の温度上昇を根本から防ぐためにおすすめの設備です。

工場の暑さ対策で設備を導入する際の注意点は?

工場の暑さ対策で設備を導入する際に気をつけるべき注意点があります。

・工場の遮熱対策がないと冷却効果が下がる
・電気代がかかる
・局所的な冷却設備では工場全体の温度は下がらない

詳しく解説します。

工場の遮熱対策がないと冷却効果が下がる

真夏の直射日光で熱せられた屋根材などは熱をもち、遮熱対策がないとその熱が直接室内に放射され続けます。

金属屋根の工場では遮熱対策を怠ると、天井から熱気が降り注ぎ、エアコンなどの冷却設備をフル稼働させても効きが悪くなります。

工場自体に適切な遮熱対策が行われていないと、冷却設備の効果を十分に発揮させられません。

電気代がかかる

新たな冷却設備を導入すると、毎月の電気代が跳ね上がる可能性があります。

工場用の大型エアコンやスポットクーラーは消費電力が大きく、ランニングコストが発生します。

とくに断熱性や遮熱性が低い工場の場合、室温を下げるために一日中エアコンをフル稼働させざるを得ません。

近年では電気料金の高騰が続いているため、空調設備の増設によって企業の経営を圧迫するおそれもあります。

設備投資を行う際は、初期費用だけでなく、導入後の電気代を含めた中長期的なコストまで考えることが大切です。

局所的な冷却設備では工場全体の温度は下がらない

局所的な設備だけでは、工場全体の暑さを解消できません。

スポットクーラーなどは基本的に冷風が当たるエリアしか涼しくならないからです。

作業場所を少し離れるだけで暑さにさらされるため、工場内を動き回る業務には適していません。

工場全体の労働環境を改善したい場合は、局所的な冷却と空間全体の温度を下げる対策を組み合わせる必要があります。

工場が暑くなる原因は?

工場内の温度が上昇して暑くなる主な原因は以下の3つです。

・屋根や外壁からの輻射熱で工場内の温度が上昇しているから
・機械設備から熱が発生しているから
・換気不足で熱気が外部に排出されにくいから

それぞれの原因について詳しく解説します。

屋根や外壁からの輻射熱で工場内の温度が上昇しているから

工場が暑くなる原因は、屋根や外壁から侵入する輻射熱です。

真夏の直射日光を受けた屋根材や外壁材は熱をもち、室内に向けて放射します。

とくに工場で使われることが多い金属屋根は熱伝導率が高く、表面温度が高くなりやすい屋根材です。

夏には強い日射によって熱せられた屋根の輻射熱が工場内に侵入し、暑くなってしまいます。

機械設備から熱が発生しているから

工場内部で発生する熱源も暑くなる要因のひとつです。

稼働中の機械設備から生じる熱によって自然と室温が上がるからです。

製造ラインのモーターやコンプレッサーなどは、運転中に排熱します。

大型機械が密集するエリアでは、機械そのものが熱源となって周囲の空気を温めてしまいます。

換気不足で熱気が外部に排出されにくいから

換気不足によって熱気が工場内に滞留することも、暑くなる原因です。

窓や換気扇が少ない構造の工場では、温められた空気が逃げ場を失ってしまいます。

密閉性の高い構造になっている工場は、自然な空気の循環が起こりにくい空間です。

内部の熱気や湿気がこもりやすく、サウナのような高温多湿の環境が作られます。

空調設備を導入するだけでなく、熱気を効率良く屋外へ排出する換気ルートの確保が必要です。

根本的な工場の暑さ対策に遮熱シートのサーモバリアを導入するメリットは?

サーモバリアを導入する最大の強みは、暑さの原因となる輻射熱をカットできる点です。

純度99%以上のアルミ箔を使用したシートが、外部からの輻射熱を約97%も反射して熱の侵入を防ぎます。

金属屋根の工場では、施工によって室内温度を最大11℃も下げる効果が期待できます。

従業員の熱中症対策ができると同時に、作業効率と生産性の向上につながるのもメリットです。

さらに、大規模な設備交換が不要で、工場の稼働中でも施工可能です。

導入後はランニングコストを抑えながら省エネ効果を長期間維持でき、電気代の削減と快適な作業環境を実現できます。

輻射熱の侵入を抑えることで既存の空調設備の効率も高まり、エアコンやスポットクーラーの過剰な稼働を抑えられます。

大がかりな最新設備を導入することなく、暑さ対策と省エネを両立できるのが魅力です。

工場の暑さ対策としてサーモバリアを導入した事例

工場の暑さ対策としてサーモバリアを導入した事例を紹介します。

【Before】

【After】

作業内容的にエアコンを導入できず、施工前は扇風機で作業を行っていた工場です。

サーモバリアの説明を受け、導入を決めていただきました。

施工後は、室内温度の変化に驚かれていました。

夏場の作業効率の向上にも期待できると、仕上がりに満足されています。

工場の暑さ対策には設備導入よりサーモバリアの施工がおすすめ

工場の暑さ対策として取り入れたい設備は以下のとおりです。

・大型エアコン
・大型扇風機
・スポットクーラー
・排熱設備、吸排気フード

しかし、工場が暑くなる原因の輻射熱を防がなければ、せっかく導入した冷却設備の効果が半減してしまいます。

遮熱工事を行うなら、遮熱シートのサーモバリアを導入するのがおすすめです。

外部からの熱を跳ね返すことで空調の効きが良くなります。

さらに、最新設備を導入するよりも費用対効果の高い暑さ対策が実現できます。

工場内の効果的な暑さ対策を行いたいなら、サーモバリアの導入を検討してみてください。

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